化学品の分類とSDS・ラベル作成
事業分野
化学品ビジネス
場所
ハノイ、ベトナム
実施時間
2025年02月 – 現在
サービス形態
化学品物質管理コンサルティング

プロジェクト内容:

当チームは、ベトナム国内で輸入または販売される工業用化学品を対象に、ベトナム化学物質法に基づいた分類を進めています。さらに、輸入化学品については、ベトナム語版のSDS(安全データシート)および化学品ラベル の作成も行っています。

実施方法:

まず、企業が化学品の輸出入や販売活動を行う際に遵守すべき法的義務(許可、届出など)を確認するため、以下の情報や資料に基づいて調査を行います。

  • 全ての化学品に関するSDS(安全データシート)

  • GHS分類情報

  • 成分情報(物質名、CAS番号、含有量など)

  • 化学品に関する事業活動(輸出、輸入、国内販売など)

これらの資料を精査した上で、ベトナム化学物質法(06/2007/QH12) および関連法令(政令113/2017/NĐ-CP、政令82/2022/NĐ-CP、政令57/2022/NĐ-CPなど)に基づき化学品を分類。その結果を反映した「化学物質管理リスト」を作成し、お客様が遵守すべき法的義務を明確にしています。

また、輸入化学品については、お客様の要望に応じてSDSおよびベトナム語版ラベルの作成を行っています。これらは通達32/2017/TT-BCTおよび通達17/2022/TT-BCTに従って作成しています。

お客様への価値

お客様はすべての化学品に関する基本情報を体系的に整理し、以下のような規制対象となる化学品を特定することができました。

  • 毒性化学品

  • 工業分野における条件付きでの生産・取引が認められる化学品

  • 工業分野における生産・取引が制限される化学品

  • 事故防止および対応計画の策定が義務付けられる危険化学品

  • 輸入時に届出が必要な化学品

  • 工業用前駆体物質 など

加えて、当チームは化学品の取引がベトナムの法規制を確実に満たすよう、管理リストおよび関連プロセスの整備を支援しました。これにより、お客様のビジネス活動はスムーズに進み、法令違反や業務中断のリスクを回避することが可能となりました。

詳しくはサービス紹介ページ 化学物質管理コンサルティング をご覧ください。